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説明・考察

はじめに

 スプラシューター系統のブキは、キル速、塗り、機動力、インク効率など様々な点において平均以上の能力を持っています。それ故に様々な使い方や立ち回り、ギア構成が存在するブキとなっています。
 今回はその中でもサブにキューバンボム、スペシャルにマルチミサイルを持った、塗り、索敵、牽制能力に長けたスプラシューターベッチュー(以後スシベと表記)のギア構成、立ち回りについて解説していこうと思います。

コンセプト

 今回ご紹介するギアのコンセプトはタイトルの通り、「マルチミサイル軸の塗り中衛」です。マルチミサイル軸とはいえ、自陣を塗ってマルチミサイルを回すだけの所謂マルミサマンとは異なるのでご安心を。
 なぜこのコンセプトにしたのかというと、現在の環境に蔓延っている黒ザップを筆頭とした塗りアーマー枠やジェットスイーパーを始めとした後衛ブキには、マルチミサイルをうまく活用することで、現環境最強と名高い.52ガロンベッチューには対物攻撃力アップギアをつけることで戦いやすくなるなど、環境に刺さっていると考えているからです。細かな部分は、このあとのギア紹介や立ち回り解説で説明していきます。

ギア

  • 対物攻撃力アップ
     今回、対物攻撃力アップを採用した理由は主に2つです。
     一つ目は、マルチミサイルの爆風でアーマーを割るためです。マルチミサイルの爆風は30ダメージとなっており、通常ではアーマーを割ることはできません。ですが、対物攻撃力アップをつけることにより、爆風一発でアーマーを割ることができます。これによって、相手のアーマーに合わせてマルチミサイルを使うことで相手の打開や固めを崩しやすくなります。今回のスシベは先述の通り、マルチミサイル軸であるため、マルチミサイルをより効果的に扱うためにはとても有用なギアとなっております。
     二つ目は、先ほども触れましたが、.52ガロンベッチューとの対面を安定させるためです。.52ガロンベッチューはサブにシールド、スペシャルにナイスダマという優秀な構成に加え、キル速と塗り性能が高水準であることから、環境ブキとして君臨しています。通常、スシベは不利対面であることが多いのですが、対物攻撃力アップが.52ガロンベッチューのサブ、スペシャルともに効果を発揮するため、(若干ですが)対面が安定します。
  • ラストスパート
     今回、ラストスパートを採用した理由は、試合終盤の塗り合いの安定のためです。今回のスシベは中衛塗り枠なので、塗りを強化するという点においてこのギアは有用です。ラストスパートというギアは、負け試合には必ず発動するため、死にギアにならないのでオススメです。
  • スペシャル増加量アップ
     今回、スぺ増は0.2を採用しました。今回のコンセプト的にマルチミサイルを撃ちたいタイミングが多いため、採用となりました。コンセプト的には、もう少し積んだ方がいいのではと思う方もいるかと思いますが、マルチミサイルは量よりもタイミングや撃つ相手が重要だと考えているので、今回は0.2とさせていただきます。積むのであれば、0.2から1.0程度がオススメです。
  • イカダッシュ速度アップ
     今回は、0.3を採用しました。塗り中衛武器とはいえ、射程は短い武器なので、相手に詰めていく際に必要となります。また、今回はステルスジャンプを採用していないため、復帰が遅くなるので、イカ速を若干多めに積むことで復帰を早くできます。積む量は、0.2から1.0程度がオススメです。
  • メイン性能アップ
     今回は、1.0を採用しました。スプラシューター系統の効果はブレ軽減であり、ある程度積むことで対面が安定するようになります。最低でも0.2程度は積んだ方がいいと思います。
  • その他
     残りは、相手インク影響軽減0.1、爆風ダメージ軽減・改0.1、スーパージャンプ時間短縮0.2を採用しました。長くなるため解説は省略しますが、これらは最低0.1は必須です。配分はお好みで。
  • 入れ替え候補
     入れ替え候補のギアとしては、スペシャル減少量ダウンが第一に挙げられます。0.1程度でも十分に効果を感じられます。また、カムバックも非常に効果の強いギアですが、今回のスシベはデスをしないことを意識した方が強いので、ラストスパートのほうが合っているのではないかと考えています。
     また、今回のコンセプトとは異なりますが、ステルスジャンプも非常に優秀です。ガンガン前線に出るような立ち回りが得意な方は積んでみるとよいと思います。

立ち回り

 立ち回りについて解説をしていきます。今回はわかりやすいので、ルールはエリアを想定して解説します。

  • 全体を通して
     今回のスシベは「マルチミサイル軸の塗り中衛」であるため、試合全体を通してエリア塗りを意識します。ただし、わかばシューターやH3リールガンなどの生粋の塗り武器には塗り勝てないので、塗っているだけにならないように注意してください。さらに、デスをしないことを意識します。冒頭にも既述したように、平均以上のキル性能を持ったこのブキですが、ボトルガイザーやプライムシューターなどを筆頭とした所謂キル武器には安定して勝つことができないため、無理な戦闘は避けるべきです。
     また、この武器の特性上、マルチミサイルがたまりやすいです。ここで意識するべきことはマルチミサイルと一緒に詰めるということです。マルチミサイルを受けた相手はその場から必ず動かなければなりません。そこへ詰めていくことで、相手はマルチミサイルと自分を両方意識しなければならなくなるため、有利対面となります。非常にキルが取りやすい状況となるため、このことを意識して、試合を作っていいきましょう。
  • 打開時
     打開時は必ずマルチミサイルから入ります。ただし、適当に撃つわけではなく意識することがいくつかあります。それは、マルチミサイルを味方の動きやスペシャルと合わせることエリア近辺もしくは味方と対面している敵に向かって撃つことなどが挙げられます。マルチミサイルは、敵を強ポジから動かすことに長けたスペシャルなので、効果的に使うことで簡単に打開できます。
     また、打開が成功したら敵陣側を中心に塗り返すことで、味方の前線武器が動きやすくなります。
  • 固め時
     固め時も相手のスペシャルに合わせて、マルチミサイルから入ります。打開時と同様に、マルチミサイルを味方の動きやスペシャルと合わせることや撃つ相手を意識して使う必要があります。固め時に狙うべき相手は、後衛ブキ、敵が密集している場所、味方と対面している敵などが挙げられます。マルチミサイルでキルが入らなくとも、敵チームの打開を遅らせることができます。

最後に

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。自分が想像していたよりもだいぶ長くなってしまいました。皆様の貴重な時間を奪ってしまい、申し訳ございません。
 正直言うと、私はギア構成に正解はないと思います。自分に合うギア構成は人それぞれ違うと思っています。なので、この記事(?)が皆さんのギア構成に少しでも参考になったのであれば幸いです。

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  • 更新日:
コポーロ

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