重量ブキ信者による重量ブキ解説vol.1 (ダイナモローラー)

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説明・考察

ダイナモローラーについて

無印の頃からあるローラー種の1つ。重厚な見た目さながら、ローラー種で唯一の重量ブキであり、重量ブキ随一の対面性能を誇る
その見た目通り、横振りや塗り進みの圧倒的な塗り範囲、縦振りの圧倒的な射程がダイナモを重量ブキたらしめる要因であり、かなり豪快にインクを撒き散らすイカ(タコ)ちゃんの姿は正しく鬼神。
然し、ダイナモは見た目からは想像できない非常に繊細な立ち回りを要求される。主な理由として振りかぶりや塗り進みが致命的に遅く、尚且つインク消費量が異常なまでに大きいからである。

※この考察は5.7表記と3,9表記を併用します。5.7表記の後ろに括弧書きで3,9表記を使用します。また、「インクロック」等のスプラ専門用語を使い、一部の用語は略称を用いるので、分からない単語は適宜調べてください。

ダイナモローラーの基本的な立ち回り

基本的には横振りで塗りを広げながら、縦ぶりで敵を牽制、安易に近づいて来た敵を横振りで仕留めるという立ち回り。後述するが、スプラッシュボムに弱いので、ボムコロが届かない間合いも意識すると尚良し。
ダイナモは裏取りに滅法弱いので、常に塗りを広げ裏取りされにくい環境を作り続け無ければならない。尤も、3からステージの構成上裏取りされにくいが警戒するに越したことはないだろう。
更に、ローラー種共通の弱点でもあるが、遠距離武器が絶望的に苦手である。相手のチャージャー種やスピナー種、その他射程が長い武器の位置や味方の前線がどの程度まで進んでいるかも把握するべきである。
また、前述の通りダイナモはスプラッシュボムと相性がすこぶる悪い。これはダイナモの機動力の低さが起因する。具体的には、横振りを構え再度動けるようになるために概ね1.4秒程要する。スプラッシュボムの起爆時間が1秒なので、足元に投げられるとデスが確定する。故に、スプラッシュボムを持つ武器には背後や交戦中を狙うか、ボムコロが届かない間合いで戦おう

各種振りについて

横振り

確1射程は大体試し打ちライン2本分、最大射程は4.3本分程になっている。尚、足元は塗れない。
前作の2と同様、曲射に塗りと威力の減衰補正がかかる…のだが、確1範囲内であれば威力減衰あれど即死たらしめる威力なので、特にヤグラではこの威力を遺憾無く発揮できる。
また、横振りの性質上、段差上や遮蔽物の裏の敵にもダメージを与えることが出来る。
あとインクロックの時間が長い。65Fもある。

縦振り

確1射程は試し打ちライン2.6本分、最大射程は脅威の5.5本分である。因みにこっちは足元も塗れる。この射程の代償か、振り速度は横振りよりも遅い。
縦振りの特徴として、インク先端は少し太めに塗れるのでそれを上手く利用すると敵を炙り出すことも出来なくはない。
また、引き撃ちができるので一部の長射程(ラピッドブラスター等)は返り討ちにすることもできる。
基本的には確1を取ろうとせず、カス当たりでダメージを稼ぐ様に使う
あとインクロックの時間が横振りより長い。80Fもある。

塗り進み

塗りの太さが尋常ではなく、轢けば確1でダメージは125.0。
だがこの塗り進みの特筆すべき点は塗りの太さでもなくダメージでもない。インクロックの短さにあり、具体的には20Fである。
よって、横振りや縦振りをした後に少し塗り進みをすることで振りのインクロックを上書きし、実質インクロック20Fで扱える

ギア構成

カムバック

復活後、「メイン効率」・「サブ効率」・「インク回復力」・「イカ速」・「ヒト速」・「スペ増」がそれぞれ20秒間GP1.0(1,0)分上昇する
試合時間が3分や5分のバトルでの20秒間はかなり大きく、更にダイナモのスペシャル「エナジースタンド」により復活時間が1秒になるので相性がとても良い。ダイナモの塗り性能によりスペシャルの回転が早いのも尚良い。
然し、「カムバックがあるからデスしても良い」ではなく、デスしないように立ち回るのは大前提である。あくまでも、カムバックは打開の手助けという認識でいよう。
ステジャンとの相性はステジャンの項で解説する。

ステジャン

スーパージャンプの着地点に現れるマーカーが遠くから見えなくなる。近づくと段々と見えるようになり、見えるようになるのは大体ボールドマーカーの射程くらい。つまり、ダイナモの天敵であるチャージャー種やスピナー種から着地狩りがかなりされにくくなる。復活後、カムバックの効果を発揮すべくジャンプした先で着地狩りをされにくくなるというのは、言うまでもなく相性が良いだろう。
また、着地点が見えないことを過信して味方の交戦先に飛ぶこと、所謂「沼ジャン」はやめるべきである。しっかりとステジャンがあるからこそデスしないジャンプ先を見極めるべし

メイン効率1.9(1,3)

もしメイン効率を1つも積まなければ、横振り縦振り関わらず5回放つとインク切れを起こす。驚きの燃費の悪さである。
また、ダイナモはメイン効率の効果上限が50%減なので、GPひとつひとつの効果量が高い
このギア構成では1.9(1,3)分積んでいるので丁度8回振れことになる。少なくともGP1.0(1,0)は積むべきであり、ここまで積むと7回振れる。

イカ速0.9(0,3)

前述の通り、ダイナモは重量武器であるが故デフォルトでイカ速とヒト速が遅い。ダイナモの動作が遅いと言えど、ローラー種に機動力が無いのは如何せん苦しいので、軽量武器のデフォルトイカ速と同速になるようにイカ速を積んだ。
イカ速を全く積まないのは非常にまずく、最低でも中量武器と同速になるGP0.6(0,2)は欲しいところである。

ジャン短0.9(0,3)

純粋に復帰時間を短縮するのがメインの目的であるが、敵に追い詰められた時の緊急脱出としても使える。正直、ギアの見栄えを意識してGP0.9(0,3)にしたが、GP0.6(0,2)でも良いと思う。分かりきった話ではあるが、0.9(0,3)より多く積むのはオススメしない。理由として、メインクやイカ速の枠を割いてまで増やす必要は無いからである。

ギアパワー候補

スペ減0.3(0,1)

これを積むだけでスペシャル減少量が0.8倍になる、所謂「お守りギア」の一つ。ジャン短のGP0.3(0,1)分をこれに変えるのも良いかもしれない。

サブ軽減0.6(0,2)

これも俗に言う「お守りギア」。これだけ積めば、ダイナモが巻き込まれやすいタンサンボムの確定数を変えれる。流石にボムコロで置かれたボムは確1を取られるが、クイボ等の影響を減らせるのは純粋に大きい。

最後に

イカがでしたでしょうか。これが私の初投稿で、文章が拙く伝わりずらい部分があったかもしれませんが、少しでも重量ブキの良さが伝われば嬉しいです。他にも重量ブキは4種(スコープを含めば5種)ありますが、どの子達も癖が強く扱いにくいので、食わず嫌いをしてる方もいるかもしれません。これを機に、少しでも重量武器に興味を持ってくれればと思います。
あと、ギアパワーの組み合わせは人の数の同じだけあるので、鵜呑みにせず自分に合うギア構成を見つけてくださいね。
それでは、良き重量ブキライフを!

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次回はこちら。

重量ブキ信者による重量ブキ解説vol.2 (ハイドラント)

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  • 更新日:
楪 霈

「楪 霈」で「ゆずりは ひさめ」。重量ブキしか使わない、重量ブキ信者。「重量ブキこそ正義」と謳っている。

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